7月3日 縦と横の違い
7月1日(日)、高円宮杯・地区予選第2戦目は「日和田中学校」が相手となった。
前半からミス連発。しかもフリーな状況なのにミスをしてしまう。
私に怒鳴られた選手は、その後もプレーするたびに顔色が青くなっていた。
なんとも打たれ弱い。
ボールもほとんど動かなかった。攻撃のリズムは最後まで作れず。
1-0で勝ったのが不思議なくらいだ。
その原因は、横パスが無かったから。
ほとんどの局面でサポートはボールより前方に一斉に動き出し、そしてボール保持者は縦パスをことごとく選択していた。
横での角度を作ったサポートと横にボールを動かすことも意識するようにと話しても、それは改善されなかった。
何故そうなるかの答えは簡単。ただ恐いだけ。
縦はリスクが無い。一発で抜け出るチャンスも作り出せるし、奪われても自ゴールからは遠い。
パスの正確性もそれほど問題となってこない。直接的な失点には繋がらないから問題と感じる強さが薄くなってしまうのである。
だからパスを出す人間も引き出す人間も直感的に選択してしまう。
横パスはリスクがある。インターセプトされればカウンターをもろに受け、そのプレーの責任を問われることにもなる。
パスの正確性や方向・スピードはとても神経を使わなければならない。
また、プレッシャーの中でワイドな視野を保つための努力も必要になってくる。縦は向いている方向だけなので、そうした努力は要らない。
同時に直前で判断を変えるプレーも多くなってくる。これはとても勇気がいることだ。
パスを引き出すほうもプレッシャーの中でのボールコントロールが必要になってくる。縦パスとは仕事量が違うのだ。
味方の動き出す時間を作ったり、相手を動かしバランスを崩すための有効な横パスも、
恐がる人間の中では使われない、使いにくい選択になってしまうのである。
練習でいくらやっても試合でトライしなければ何にも変わらない。