8月7日 お遊びはこれまで。
高円宮杯県大会1次リーグ2日目。相手は「白河第二中学校」、勝てば2次リーグ進出が決まる試合だった。
負ければ終わりの大一番。今日の天気と同様、アツい一番である。
会場となった相馬市黒木グランドは、前日に「野間追い祭り」の主役が走ったのかと思うくらい不良馬場。
良馬場は申し訳なさ程度に外ラチ沿いに僅かに確認できる程度だった。
そんな中、手入れされていない天然(雑草)芝が、所々「俺はここだぞ!」と個性豊かにその存在を主張している。
不規則な動きを繰り返す優柔不断なボールにジョッキーの手綱捌きが苦戦したのも無理は無い。
とにかく、中学最後の大会となる非常に大切な試合を運営するような会場でなかったことは確か。
芝でなくてもいいから、せめて平らな場所で運営をさせてあげるべきだった。
もしくは、1ヶ月前あたりから馬の乗り入れを全面的に禁止して欲しかった。
選手替えてきたかな?
ベンチで見守る私は、試合開始直後から相手チームの昨日からの変化に多少驚いていた。
メンバー表には変わりは無い。だろう。(確認はしていない)
「厄介なことになったなぁ。」
高円宮杯の常ではあるが、甲子園にも似た一致団結の底知れぬ力が出るときがある。
9回の裏2アウトからの逆転劇みたいな神をも味方にも付けるアレである。
白河第二中学校にしてみれば、1次リーグの敗退がすでに決まっている中、今日のこの試合が中学3年生の本当に最後の試合になるわけで。そう全ての条件は整っている状態だった。
そして例に無く、このチームもアレの状態になってしまっていた。
とんでもなく相手は強かった。強くなっていた。
弱点だったサイドバックは、人生で一番頑張っていたであろう。昨日までのあなたは何者だったのと言うくらいに。
試合後彼は「自分を自分で褒めてあげたい」と泣きながらコメントをしていた。だろう。(確認はしていない)相手の監督もしたたかだった。
FWに3枚を残し、奪ってからのカウンターと徹底していた。
焼肉食べ放題の宿舎の夕飯の席で、休まぬ箸と一緒にみんなに伝えたに違いない。
しょっぱくて嫌味な辛さの残る割烹料理屋お手製のスペシャルカレー相手に負ける訳がない。
「すでに試合前にひとつの勝負は我々の圧勝である」と付け加えて。(もちろん確認はしていない)
ただ確かに、我々がさじを投げていたことは認める。
いくらカウンターの対策をしていても体格差に勝る相手に一度や二度、網を破られてしまうのは仕方が無い。
我々は、その回数を上回る攻撃で得点をあげればいいのである。
そうやって最近は勝利を手にしてきたし、準備もしてきた。
スペシャルカレーの対策は個人的に一度経験しているので私個人としては問題なかった。
そのことについては安藤普及担当コーチに感謝せねばならない。
ニラ風味の男カレーがこんなところで役に立つとは思わなかった。ありがとう。
ただひとつ、グランドの対策はしてこなかった。そして、これがこの大会の命取りになってしまった。
得点はあげたが、崩しからの得点はゼロ。
崩しの段階でミスが多く出てしまった。
グランドの良し悪しを問題にしないシンプルなサッカー相手に崩しを行えないとなるとお手上げになってしまう。
引いて守る相手に対して、ボールを素早く動かしたかったがグランド状態を上回る技術・予測が全員に無かった。
平らで手入れのされているグランドでは、ボールが規則正しく動いてくれるため「出来ている」と勘違いしやすくなってしまう。そうした勘違いの習慣は技術を引き上げてはくれない。
決定機での逆足シュートチャンスは、「どんだけー」と叫びたくなるほどボテボテ。
自分発味方行きのパスは、個性豊かな芝生の抵抗に合い、相手駅前で失速。強いパスを蹴ってこなかった罰です。
そうした状況に変化を起こさない終着駅。
どうして駅が動いてあげないの?そっちの問題も大きいのではないかい。予測しない、しようとしない罰です。
決定機で体を投げ出せない相手ゴール前。Aボタン連射しろよ!と言いたくなる。逃げていた罰です。
いずれにしても、グランドの状態に関わらず技術が不足しているのです。
予測が足りないのは創造性が希薄になっているからでしょう。駆け引きとか危機管理能力とかも薄いですし。
ひたすら練習しかないでしょう。
勝ちたかったら上手くなるしかないもん。
上手くなりたかったら練習するしかないもん。
ツケが今日まわって来たんだよ。
みんなやってるつもりでも、本当はやってないんだから。
いつか言おうと思ってたけど、いいタイミングでしょう。
みんなやってないよ。気付いたでしょ。
こうなったら、稲刈りの後の田んぼでもボールを回せるくらいになるしかないバイ。