10月10日 「やれた」感覚

東北クラブユース新人戦・予選リーグを4勝1敗の成績で終え、1位通過を決めることが出来た。
残すは各リーグの1位同士による順位決定戦だが、この時点で3位以内が確定したため東北大会出場権が与えられた。
これまでの大会で予選リーグ敗退を繰り返していた選手たちだったが、これで一つ結果を残すことができた。

ただ、何かスッキリしないモヤモヤしたものが同時に残ったのはなぜだろう。

結果を手に入れたという感覚よりは、結果が転がってきたという感覚が近かったのではないだろうか。
それは、1位を争っていたチームが最終戦で引き分けたことで順位が確定した、という相手の結果待ちであっただけではない。
自分たちの中に「やれた」という感覚が、試合のあとに湧いてこなかったことが最大の要因なのではないか。
グループリーグ5試合を通じ、勝ってガッツポーズというよりも"ホッ"とした感覚を最初に感じたことがそれを表しているだろう。

自分ではあまり良くなかったが、結果は勝った。
大きいピンチを何度も作ったが、結果は勝った。
同じミスを繰り返してはいたが、結果は勝った。
とりあえず、勝つことは出来た。
結果は残った。

チームはまだ発展途上の綱渡り状態の中を進んでいる。
その綱は、まだ細く頼りない。
彼らの予選リーグは、その細い綱を、よろけながらも何とか渡り切ったに過ぎない。
渡りきった先の綱は、何も変わらない。同じ細く頼りない綱。その繰り返しなのである。

目の前にある綱はちゃんと先へと繋がっている。
だからこそ、いま何が必要なのか、大切なのかを考えていこう。
決して結果ではない。
結果は過去の記録でしかなく、綱を太くしてくれるものでもない。

一人ひとりが、チームが、「やれた」感覚として試合の後に何を残せたのか、何が残ったのか、を大切にしなければならない。
そして、渡り切ることではなく、次に出す足下を “太くしっかりとした綱” に変えていくことを第一に考えていこう。

残された2試合、相手は非常に力のあるチーム。
一つでもいいから試合のあとに何か「やれた」感覚を残して欲しい。
こだわりを強く持って挑んで欲しい。
その事だけに集中して欲しい。
私はこの2試合に彼らの将来が懸かっていると感じている。
いつか、大きなガッツポーズをみんなでしよう。

更新日 : 2007年10月10日

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