10月16日 残ったもの
東北クラブユース新人戦・1~3位決定戦が13日(土)に行われた。
初戦の相手は「JFAアカデミー」。
結果は2-2の引き分けで終わった。
とても素晴らしいプレーだった。
一人ひとりがこだわりを持ち、最後までやり遂げていた。
それは、結果を必死に追い求めている姿ではなく、自分自身、そしてサッカーの本質を追及していく姿だった。
試合の後、何か残せたものがあるかとの問いに殆どの選手が手を挙げた。
手を挙げれなかった選手もいたが、私には十分すぎるほど君にも残せたものがあったと分かっている。
残そうと思いながらも、残せなかったと自分で判断していることでさえ、残せた部分だとも思う。
特別なトレーニングなどしていない。
ただ、「試合の後に何かを残そう」と話したくらいである。もちろん結果ではない。
彼らは何が大切なのか気付き始め、そしてこの試合で実感したのだと思う。
そしてもう一つ成長した姿を見つけることが出来た。
5月に2-4でJFAアカデミーに負けた際、彼らは満足気にベンチに引き返してきた。
敗退の結果にもかかわらず、「やれた」感覚と充実感で満足し、笑顔さえも出ていた。
今日は違った。
「やれた」感覚はあっても、勝てなかったことに悔しい思いを募らせている。
充実はしていても満足はしていない。
いや、「もっとやれた」「もっとやらなければ」と思っているのかもしれない。
「もっと充実したい」と思っているのかもしれない。
翌日、試合を見ていた他のチームの指導者にこんな声を掛けてもらった。
「選手の気持ちが伝わってきたよ。どうすればあんなふうになるの?」
なにもしていない。と答えたが、ただ一つと言って「選手が頑張ってきたから」と伝えた。